幸せまでの距離

周りの人を好きになればなるほ ど、苦しくなる。

自分を受け入れてくれる人が増え るほど、悲しくなる。

こんな気持ちになるのなら、いっ そ誰からも見放されて、孤独にな る方がマシかもしれない。

暗い部屋に立ち尽くしたまま、メ イは震える声でつぶやいた。

「…………私は、人殺しで……愛 される価値のない…クズ……な の…に」

それなのに、なぜ皆、私をかま う?

優しい言葉をかけてくる?

なぜ、私を許す?

なぜ、愛そうとする?

考えていると、呼吸が乱れはじめ てきた。

ここにこうしていることが、本当 に正しいことなのだろうか?

幸せになる資格があるのだろう か?