それに、直接手を下していないと はいえ、自分は初恋の人……星崎 リョウを間接的に苦しめ、自殺に 追いやった人間のうちの一人だ。
一生、苦しんで生きていくことが 義務であり、それ以上も以下もな いはずで。
それなのに、周りの人々に過去を 許されてしまった。
姉のミズキは、最初こそ怒りをあ らわにしていたが、メイの境遇を 理解し、
「メイもつらかったんだよね」
と、泣いてくれた。
ここへきてメイは、『人から大切 にされる』という扱いを受けるこ とになった。
自分のために泣いてくれる家族な ど、今までいなかった。
悪事を責めず、許してもらえた。
星崎家の養子になり、リクに告白 され、ミズキ達の友人も過去を 引っくるめてメイを受け入れてく れる。
メイにとっては望んでもいなかっ た幸福。
……そのはずなのに、今の家族を 疑う自分も、確かにいた。
“本当に、皆は、私を必要として いるの?
物語を綺麗に彩るための演技じゃ ないの?”
リクに対しては更に、そういった 気持ちが強まった。
“私のことを、どこまで好きな の?
本当に、好き……?”
一生、苦しんで生きていくことが 義務であり、それ以上も以下もな いはずで。
それなのに、周りの人々に過去を 許されてしまった。
姉のミズキは、最初こそ怒りをあ らわにしていたが、メイの境遇を 理解し、
「メイもつらかったんだよね」
と、泣いてくれた。
ここへきてメイは、『人から大切 にされる』という扱いを受けるこ とになった。
自分のために泣いてくれる家族な ど、今までいなかった。
悪事を責めず、許してもらえた。
星崎家の養子になり、リクに告白 され、ミズキ達の友人も過去を 引っくるめてメイを受け入れてく れる。
メイにとっては望んでもいなかっ た幸福。
……そのはずなのに、今の家族を 疑う自分も、確かにいた。
“本当に、皆は、私を必要として いるの?
物語を綺麗に彩るための演技じゃ ないの?”
リクに対しては更に、そういった 気持ちが強まった。
“私のことを、どこまで好きな の?
本当に、好き……?”


