こんなつもりではなかった……。
ショウマはただ、リクを引き止め たかったのだ。
メイのいる前で、他の女性に優し さを示すのはまずいと判断しての こと。
そういった気持ちが全く通じず、 ショウマは大きくため息をつく。
申し訳なさげにメイを見ると、彼 女が言った。
「あいつは困ってる人間を放置で きるヤツじゃない」
表情もなくそう言うと、メイは玄 関をくぐり一人自室に戻ろうとす る。
「メイ……!」
ミズキはメイを引き止めたが、 「一人になりたい」と言うメイを 引きとめることはできなかった。
メイの背中は“ついてくるな”と 訴えているようで。
ミズキですら、メイに壁を感じて しまうのを否めなかった。
一同はリビングに戻り、ぎこちな い空気に身をこわばらせる。
ショウマはリクを怒らせてしまっ たことに落ち込み、
マナとナナセは、アカネの母親の 無事を祈った。
ミズキは肩を落とすショウマにこ う言った。
「ショウマ君、さっきはありがと う。
メイのために、リク君を引き止め ようとしてくれたんだよね」
「……うん。でも俺、最低なこと 言っちゃったし……。
リクが怒るのも仕方ないよね。
完全に嫌われたと思う」
「……身内の死って、誰にとって も他人事ではないから、ね」
ミズキはそれ以上何も言わなかっ た。
ショウマはただ、リクを引き止め たかったのだ。
メイのいる前で、他の女性に優し さを示すのはまずいと判断しての こと。
そういった気持ちが全く通じず、 ショウマは大きくため息をつく。
申し訳なさげにメイを見ると、彼 女が言った。
「あいつは困ってる人間を放置で きるヤツじゃない」
表情もなくそう言うと、メイは玄 関をくぐり一人自室に戻ろうとす る。
「メイ……!」
ミズキはメイを引き止めたが、 「一人になりたい」と言うメイを 引きとめることはできなかった。
メイの背中は“ついてくるな”と 訴えているようで。
ミズキですら、メイに壁を感じて しまうのを否めなかった。
一同はリビングに戻り、ぎこちな い空気に身をこわばらせる。
ショウマはリクを怒らせてしまっ たことに落ち込み、
マナとナナセは、アカネの母親の 無事を祈った。
ミズキは肩を落とすショウマにこ う言った。
「ショウマ君、さっきはありがと う。
メイのために、リク君を引き止め ようとしてくれたんだよね」
「……うん。でも俺、最低なこと 言っちゃったし……。
リクが怒るのも仕方ないよね。
完全に嫌われたと思う」
「……身内の死って、誰にとって も他人事ではないから、ね」
ミズキはそれ以上何も言わなかっ た。


