今日知り合った者同士だからではなく、メイに絡む出来事が2人の空気をよどませていた。
間接照明のおかげで暗い部分が多く、互いの表情が見えにくい。
リクはそれに助けられる思いだった。
メイを嫌っているかもしれないショウマにどんな顔を向けたらいいか分からないから。
6人座れる掘ごたつ式テーブルという場所に甘えてリラックスすることもできない。
飲酒経験は全くのゼロだが、今日ほどアルコールに頼りたいと感じたのは初めてだった。
気まずい空気をやぶるかのように、向かい側に座っているショウマはリクに顔を近づけ、メイに苦手意識を抱いてしまった理由を話した。
「リク。誤解させるようなことばっかしてごめん。
……リクが一生懸命メイちゃんをかばってるのにさ、メイちゃんはそれを何とも思ってない感じじゃん。
それが、何だか気にいらなかった」
「式の前に、男子たちに突っ掛かろうとした俺を止めたショウマのセリフとは思えないね」
ショウマに悪気はなかったと知り、リクは顔をほころばせた。
“ショウマなら、いつかきっとメイのことわかってくれる、よね……?”
ショウマがメグルにメイの印象を尋ねたのも、彼なりのリクへの配慮と友情。
リクはショウマのことを前向きに理解しようと決めた。


