つながる音楽


「本当に!!」

「やらないほうがいい?」

女の子は首を横に振った。

「ううん!ありがとう
 よろしくね!えっと…」

「二宮雪斗だよ」

僕は初めて人と握手をした。

「雪斗君!よろしく!!
 アタシ、藤乃氷雨」

「よろしく。氷雨…さん」

「氷雨でいいよ!」

氷雨と自己紹介を終えたあと
男の子も側に近づいてきた。

「朝陽時雨です。
 よろしく、雪斗君」

「よろしく!」