「ふぁぁー…」
なんだ。もう7時か。二度寝しようと思ったのに。ベッドから下り、ドアを開け階段をドタドタと降りる。
「おはよー」
お母さんが朝食の準備をしていた。
「ちょっと実遥、もう7時じゃないの。早くご飯たべなさい!」
眠い。今のあたしはその言葉しか浮かばない。
「実遥、聞いてんのー?」
わかりましたよ。食べますよ。椅子に座り朝食のパンを口に入れた。