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「はぁー」
あたしは
図書室で書架の整理をしつつ
大きなため息を漏らす。
あれからあたしはあいつの前での
態度が悪い。
授業は毎回寝る。
係の仕事はあまりやんない。
理科の持ち物はほぼ忘れる。
話を聞かない。
名札を付けない。 etc.
絶対成績悪いけどそれでもいい。
・・・っと、滅多に来ない人物が
図書室に現れた。
―――高橋っ!?
出たよ、でも何でここに・・・
「遠藤、居るか?」
うええぇあたし!?
ったく
何の用だよあの先公・・・!
「何ですかセンセ」
思ったことをそのまま口にすると
激怒するので
ここはオブラートに
包んでやった。
ありがたく思え!
「ちょっとこい」
「まだ図学の仕事、
終わってないんで・・・」
「いいから来い!」
被せられた・・・。
強引なとこもウザい。
っつかどこ行くんだよ。

