やがて100m走は終わり退場へ。 あたしは3位と まあまあな成績を残した。 皆流れるように 退場門へと走ってく。 それに出遅れたあたしは 立ち上がる時 よろめいてしまい、 その流れにのれなくて ―――ドンっ! 誰かとぶつかった。 「・・・ぇ」 ―――倒れる・・・っ そう思った時には遅く、 目の前には地面が広がっていた。