愛し愛されたい[短編]





私が帰る時間に順番で誰かが帰って来る。
留守番をするために……



なんか私倉庫にいる意味わからなくなってきた。




そうこう考えていると家に着いた。
家って言ってもごく普通のマンションなんだけどね。
毒蛇の人と付き合っていると言う事が親にばれ、別れろと言われたけど嫌だと反抗した。
すると学費や生活費出すから出ていけと言われた。
……それほど毒蛇の評判は悪い。



まぁそんな感じで私は1人暮らし中だ。



「ありがとう。」



いつもの様に中へ入ろうとしたら和葉に腕をつかまれた。



和「なぁ……なんで代久と別れねぇの?」




真剣な表情で聞いてきた。
私は迷いも無くそれに対しての答えを言った。



「好きだから。
とても逞しくて優しい彼を知ってるから。

……いつか前の代久に戻ってくれる事を信じてるの。」



和「っ……。
……そうか。

おやすみ。」




そう言ってすぐに去っていった。
不思議に思いながらも部屋に行った。






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