次の日…神光の倉庫へ行き、全員が集まってから毒蛇の倉庫へ向かった。



和「…俺らが喧嘩してる時どうすんだ?」



「見守る。
そして毒蛇の最後を見る……。」



和「わかった。
気をつけろよ。
他の連中も香也の事守ってくれるからな。」



「ありがと。」



毒蛇の倉庫に着き、冬が思い切りドアを開けた。
その瞬間毒蛇の下っ端たちが騒ぎ出した。
そして和葉の顔を見て驚いていた。



下っ端「副総長……どうしたんですか?」



和「俺はここの副総長じゃない。
……神光の副総長だ。


今日はここを……潰しに来た。」



いきなりの事で下っ端たちが動揺し始めていると代久達が部屋から出てきた。



代「来たんだな。」



和「…改めまして、神光副総長の一条和葉だ。
どうしてここへ来たか……わかってるよな?」



代「神光だと!?」



和「俺の居場所、仲間だ。
約束通り潰しに来たぞ。」



代「チッ……やれ。」



代久の掛け声がきっかけで喧嘩が始まった。
私は邪魔にならないように端っこで見守っていた。
人数は同じくらいに見える。



それから少しして、毒蛇で立っているのは総長の代久だけになった。



和「…お前だけは許さない。」



代「くっ……。」



和葉は代久に殴りかかった。
一応総長の代久は思ったより喧嘩が出来たけど和葉とは比べものにならなかった。


代久はその場に倒れこんだ。
それと同時に私は和葉の所に行き、隣りに立った。



和「……毒蛇は解散だ。」



私は倒れこんでいる代久の傍にしゃがみこんだ。




「……代久、初めはとても幸せだった。
楽しくて楽しくて仕方なかった。

ありがとう。
実際は辛い事ばっかだったけど……。」





そう言ってから和葉と一緒に毒蛇の倉庫を出て、神光の倉庫へ戻った。
戻ってから全員にお礼を言ってから帰った。




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