和「んでここは神光っていう暴走族だ。」
さらっと和葉がそう言った。
へーそうなんだー、とか思ったが……
「はぁ!?
全国№1の神光!?」
和「そうだぞ。
……組長に頼まれてあの町にある組を調べてたんだ。
それにはあの町一番の族に入るのがいいと思って毒蛇に入ったんだ。
もう組の事は調べ上げたし、あこに滞在する理由が無い。
だいたいあそこは最低すぎる。」
澪「何かあったのか?」
和「香也は元は毒蛇総長の女だった。」
竜「はぁ!?」
和「だがあいつはっ……香也を傷つけるどころか拉致されているにも関わらず他の女とっ!!
許せなかった。
俺1人で行ってその族潰したが…怒りがおさまらない。
んで香也をつれてここへ来た。
俺は本当に香也を愛してるんだ。
あんな族…あっても意味ない。」
冬「わかった。
………明日だ。
明日行くぞ。」
和「ありがとう。」
魁「んじゃ俺したの奴らに言ってくるわ。」
和「あ、俺も行く。
香也ちょっとここで待っててくれ。」
魁と和葉は二人で出て行った。
どうしようか迷っていると冬達が話し掛けてきた。
冬「和は毒蛇を潰そうとしている。
お前の元彼がいるところをな。
……止めるか?」
「…止めない。
あの人とはもう…違う、だいぶ前から離れてたから……。」
澪「そうか…。
明日ついてくるの?」
「行きたいです。」
冬「わかった。
明日も和とここへ来い。」
そんな話をしていると和葉達が戻って来た。
和「下っ端も了解してくれた。
また明日くるから。」
冬「あぁ。
……香也も連れてこいよ?」
和「わかった。」
みんなにバイバイと言い、和葉の家に帰った。
和「明日……絶対勝つから。」
「怪我しないでね。」
和「あぁ。」
私達は同じベッドで眠りについた。
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