…ってか和葉ってこんなキャラだったっけ?
そんなこと考えながらも照れていた。
「ま…まぁ和葉がどうしても傍にいて欲しいって言うならずっと傍にいてあげるけど?」
和「またそれかよ。」
和葉はクスクスと笑い出した。
和「…まじでずっといてくれんの?」
笑いが止まったと同時に真剣な目で私を見つめてきた。
私は何か魔法がかけられたかのようにその目からそらせなかった。
「…でもさ、私まだ和葉が好きかどうかわからない。
それでもいいなら…今の私には和葉しかいないし、それに和葉だけが今までずっと傍にいてくれたから……。」
和「…絶対好きにさせてみせる。
あんな奴以上に惚れさせてみせるから。」
和葉はそっと抱しめてきた。
和「……ずっと好きだったんだ。
一目惚れだった。
あいつと付き合い始めた時は辛かったけど香也…幸せそうだったからいいやって思った。
でも段々あいつが変わっていって、俺だったらそんな顔させないのにって何度も思った。
これからは俺が香也を守り続ける。
そしてずっと…愛し続けるから……。」
余りの嬉しさに涙が流れてきた。
代久にあんな事言われても出てこなかった涙が……。
「想ってくれててありがとう。」
それから私の実家につくまで抱しめられた。
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