愛し愛されたい[短編]





私は和葉と一緒に倉庫へ向かった。




和「香也はドアの前にいてくれ。
俺は中で代久と話すから。」



「わかった。」



和葉は中に入っていき、私は言われたとおりドアの前で会話を聞くことにした。





和「代久……お前なんで香也のこと助けに行かなかったんだよ。」



代「お前助けたのか?」



和「当たり前だ。」



代「へー。」



和「…お前香也のことなんだと思ってんだよ!!」



代「ただの女。」



和「それじゃ香也の事、俺がもらってもいいよな?」



代「かまわねぇけど?」




その会話を聞いても不思議と涙は出てこなかった。
普通こんなこと言われたら涙はでてくるのに…どうして……?



すると和葉に引っ張られ、部屋の中に入れられた。






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