知らない闇と、骸



羅針盤といっても、私の中で使い方は様々。

羅針盤の使い方は判るが、大切なものや重要そうなものを入れる、小物入れとしても使っている。
隙間さえあればそこは私にとって重要な意味を成す物になる。


「この部屋、他にもありそうか?」
「怪しいからね。睨んではいるけど。」
「これとか?」
ホイっと投げ渡されたのは・・・


「箱?」
メイクボックスほどの大きさの、宝箱のような形をしている。
鍵穴はあるが、鍵は見つからない。
見た目はゴージャスな装飾で、滑らかな線が彫られその線を金で塗られている。他にも、多種の宝石が鏤められている。


「それも、重要だろ?あ、そうだ。これやるよ。ブラック・ホール・バッグ。」
要は、何でも入るということか。
「そういうこと!入れとけよ。」

なんだか、ドラ〇もんを思い出す・・・。
私はの〇太の位置ってこと?そんなの嫌だ。