知らない闇と、骸



結局、お父様の死因を探すことは、お父様が亡くなって六年経ったころだった。
私は十六歳の誕生日を迎えた。

そう、成人の年。

今までずっと、おじさんたちの監視の目があった。
自由に動ける時間なんて無いに等しかった。

だけど、成人した私は大人扱いとなる。
「もう、お目付け役は要りません。私は、一人で生きていきます。今まで沢山迷惑かけました。だから、もうおじさんたちは、自分の暮らしをしてください。」

ペコ、と頭を下げて親戚を遠ざけた。
もしかしたら、巻き込んでしまうかもしれない。
そうしたら、私は・・・。