知らない闇と、骸




「エルフィは、お父様を連れて行ってくれるかな・・・?」
無事に、天国にいければいい。

というか。

「どうして皆、あの死体みて普通なんだろう?」
「あ?意味わかんねぇぞ?驚いてたりしただろうがよ。」
その、ジロの馬鹿にしたような視線を振り払った。
「違うわよ、だって、首も頭も心臓も、全部、全部、なくなってたのよ?普通、事件でしょ?」
なのに・・・
なぜか、お父様はただの亡くなった人。
原因なんて追求しない。
まるでシナリオどおりに死んだみたいな・・・。

「そういや、そうだな。何でだ?」

ジロもやっと不思議に思ったらしい。


「この件に蹴りがついたら、調べてみようかな。」
「手伝うぜ。」
ジロに大きく頷くと、今は体を休めた。




あれだけ、弱音を吐いた。もう、二度と。
あんな風にはなりたくない・・・!!