家に着いて
桐野蓮も中に入った。
海斗のために作った肉じゃがができた。
みんなに食べさせる。
「相変わらず優奈の肉じゃが美味しい〜」
海斗は喜んでいる。良かった。
桐野蓮は無言で食べてる口に合わなかったかなぁ。
洗い物するとき杏梨に手伝ってもらった。
杏梨が恥ずかしそうに
「ねぇ、肉じゃがの作り方教えてくれないかなぁ。」
といった。
「いいけどどーして?」
「海斗に食べさしたいんだぁ〜///」
恋する乙女ってこういうことだろう。
「そっか。いいよ、また来た時作ろ。」
杏梨の恋する乙女が羨ましかった。
恋なんてしたことないし。
むしろ男嫌いだし。
いいな、杏梨…。
余った肉じゃがは冷蔵庫に入れといた。
メモには[残ったので食べてください。]
と。
母と父は食べてくれるのだろうか…………。

