チャラララン♪


カバンの中から、あたしの携帯が鳴った


「あ…えと…」


あたしはカイをチラッと見た


「気にすんなよ、出れば?」


カイのその言葉で、あたしは遠慮がちに電話に出た



「もしもし?あ、修人?」


電話をしてきたのは修人だった


「美味しいケーキ屋さん?行く行く♪」



修人は、美味しいケーキ屋さんを見つけたから、今から一緒に行かないか?と、言ってきた



あたしはもちろんOKした



少し話して、あたしは電話を切った



「ゴメンね?で、話って?」



カイを見ると、顔を歪めて、頭をかいていた



「あー…あのさ…」



カイは顔を歪めたまま、口を開いた