気付いたら走ってた



転びそうな彼女を支えていた




オレの腕の中にいると知ると、顔が一気に真っ赤になっていた



そんな英子にオレは惹かれた







どうしても手に入れたいと思った



「抱きたい」と思った





何度かギリギリまでしたけど、英子の顔を見るとどうしても気が引けてしまう





英子の悲しむ顔を見たくなかった



そんな風に思ったのは初めてだった





「ああ、これが本物の恋なのか」って思った