「ごちそうさまっ!」 「あんた、いい加減食べるの減らさないと太るわよ」 「うっ…」 お母さんから言われた厳しい一言に、あたしは返す言葉もなかった ガチャ 「ふー…」 部屋に戻って、大きなため息をついた 「…宿題でもするか…」 あたしは机に向かった ピリリリリッ♪ 携帯が鳴った (………?誰?この着信音…?) あたしは携帯を取った ディスプレイには知らない番号が写っている (イタズラ…?…にしては、長いなあ…) プッ あたしは通話ボタンを押した 「はい、もしもし?」