「学校はサボリ 家は、英子の担任に聞いた」
「な、なんでそこまでして…」
あたしの言葉はカイの人差し指によって、遮られた
「………!」
「英子が心配だったから」
ドキン
カイの真剣な眼差しに胸が高鳴る
「…食いたいモン…ある?」
カイはあたしの唇から指を離すと、袋の中を物色しながら言った
「……シチューが食べたいな…」
あたしが消えそうな言葉を呟くと、カイはクスクスと笑って
「…了解…」
とだけ言った
「ほら、部屋行って寝てろよ………あ、英子の部屋どこ?」
「……2階の一番奥…」
「…ん…分かった…じゃあ、出来るまで寝てろ 俺からの命令」
「…はい…」
そんな会話を交わして、あたしは部屋へと戻って再びベッドに入った
