澄み渡る青い空―

本来ならば誰もが清々しい気持ちで迎える朝―



「ギャーーー!!寝過ごしたぁーーー!!!」

あたしはベッドから飛び降りて、慌てて制服に着替えた

「お母さーん!何で起こしてくれなかったのよー!!」

「忘れてたのよぉー!」



ピーンポーン



「キターーーーー!!」

「英子ー!迎えに来たぞぉーー!!」

玄関に行くと、修人がにこやかに笑って立っていた


「ゴメーン!ちょっと寝坊してー!」

あたしはバタバタと走って、部屋までカバンを取りに行き、再び玄関へと戻った


「お前、週に5回は寝坊してるだろ!!」

「そんなにしてません!てか、ほとんど毎日じゃん!それ!」

あたしと修人は前のように言い争いながら、学校へ向かった