FlowerRose


「…うあっ!!」

カイが指で下着の上からソコをなぞった

「おねが…やめて…?」

あたしは目に涙をためて、言った

「やめねえよ…」

そう言ったカイの顔がとてもかっこよく見えて、胸がドクンと高鳴った

あたし…変…
こんな事されてるのに、カイにドキドキしてるあたしって変…
おかしいよあたし…
これじゃまるで…
あたしがカイの事…



その時だった


ガチャッ


屋上の扉が開いた


カイは下着の中に侵入させようとしていた指をひっこめると、あたしに羽織っていた学ランをかけた

「裸見られたら笑い事じゃねえからな…」

小声でそう呟いた



あたしの事…考えてくれてるんだ…

じゃなくて!!

ヤバイ!!
誰かに見られたら…!!


カイがあたしの上に覆いかぶさった


ビクッ


敏感になった肌の上にカイの吐息がかかってあたしは変な感覚に陥った



体が大きく震えて、体の奥が熱くなって、更には頭の中が真っ白になった


「ああんっ!!」

思いもよらないいやらしい声が出た

「バカッ!!こんな時にイクなっ!!」

「ふぇ!?」

あたしは意味が分からぬまま、カイに怒られた

「誰かいるのか?」

この声…

修人だ…

「おいおい…彼氏かよ〜」

カイは焦った様子を見せる

「静かにしてろよ…」

カイはあたしによ〜く注意をした

あたしは頷いた