あたしは机の上にあったカバンを取ると、一人教室を出た

「修人…先帰ってるし…」


あたしは寂しいな、と思いながら廊下を歩いていると

グイッ



いきなり引っ張られ、屋上に連れて行かれた



こんな事するのは一人しかいない


「ちょっとカイ、何すんのよ!?」

「彼氏なんだ」

「は!?」

「…アイツ…彼氏なんだ」

「ち…違うし…」

「じゃあなんだよ?」

グッ

あたしは腰に手を回され、足を伸ばして座っているカイの上に乗るカタチになった

「あっ…やだ離して!!誰かに見られたら…」

一気に顔が赤くなっていくのが、自分でも分かった

「誰も来ないよ」

カイはそう言ってあたしに顔を近付けた

「んんっ…!」

あたしは2回目のキスをされた


この前より激しいキス

「…ふあっ」

口の中のあちこちを舌で優しくなぞられ、あたしは力が抜けた

「…なあ、アイツはお前の何なんだよ」

「…ふっ…あぁ…」

「言わねえともっと激しくすっぞ」

「…や…ん…」