澄み切った青い空―
綺麗な花畑―
「…ここは…どこだ?」
オレはキョロキョロと辺りを見回した
なんだかどこかの外国のような景色が広がっている
「?…あ…橋がある…」
ふと視線を後ろに向けると、そこには長い川があり、その上には古ぼけた橋があった
「…!!あれはまさか…!」
オレは思わず目を擦った
それは、橋の向こうに今は亡きサッカーの名選手がわんさかいたのだ
どの人もテレビや雑誌の中でしか見た事がない人達だった
しかも、あろう事かこちらに向かって手招きをしている
「…マジで!?」
オレは高鳴る胸を押さえ、橋を渡ろうとした
ギシッ
一歩足を踏み入れると、橋は奇妙な音をたてた
「うわ…ボロ…さっさと渡ろ…」
そしてもう一歩を踏み出そうとした時だった