海斗くんて…
ただのギャル男かと思ってたけど本物だったのか。

ガチャ…バタンっ

車の助手席側から
ひとり降りてきたのがわかった。

あの軽い感じは…海斗くんだ!!


…てことは

この車はお友達の?

お友達がヤンキーって事!?


断っとけばよかったあ…


「おーっす、絵里!!」

「おす、海斗、変わんないね!!」

ふたりは久しぶりにあったようなぎこちない会話をした。


「あれ?そっち、ゆいちゃんぢゃない?」

「海斗、ゆいのこと知ってるの?」

「おぉ、だってお前らいつも一緒にいたろ。…てか俺、ゆいちゃんに嫌われてる?めっちゃにらまれてんだけど…へこむわあ」


…しまった
なんで愛想笑いのひとつもうまくできないんだろう。

「あっ、違うの。ごめんなさい」
あわてて謝ると海斗くんは笑顔を見せた。