海につくなり
いきなりテンションが下がる。

「ねぇ、ふたりで来たの?一緒にあっち行かない?」

軽い男は嫌い。
あいつを思い出すから。
ゆいとお母さんとお姉ちゃんを捨てた、あいつを。

「「行かなーい」」

ふたりで声をそろえた。


ナンパを上手くかわした
ゆいと絵里は時間を忘れて遊んだ。

気づいた頃には
海の向こうで真っ赤な夕日が沈みかけていた。

「そろそろ帰ろっか!!」

着替えて車に乗り込むと
絵里の携帯が鳴り響いた。