だんだんブルーな気持ちになってくる。
「ねぇ竜也。この公園での約束、おぼえてる?」
あたしはニット帽を花壇のレンガの上にのせて、まだ仲が良かった頃を思い出した。
*********************
まだ中学に入学して間もない頃だった。
あの日、たぶん7時くらいかな?
近くの商店街に飾られていた大きなこいのぼり。
もう時期が終わって外されてた。
それをあたしと竜也が盗って、草太とかなめが銭湯のノレンとすり替えたんだ。
「ヤバイよ! ついにやっちゃった!!」
まだ興奮がおさまらないあたし。
「こんな事やったの初めてだよな!」
つま先でピョンピョン跳ねる草太。
「明日どーなるんだろーな」
星空を見上げて笑うかなめ。
「きっと銭湯のオジイサン、怒るよぉ」
ギュッと目をつむって足踏みしている竜也。
あたし達はもう一度、今日やった行為を思い返して、顔を青くさせた。
「ねぇ竜也。この公園での約束、おぼえてる?」
あたしはニット帽を花壇のレンガの上にのせて、まだ仲が良かった頃を思い出した。
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まだ中学に入学して間もない頃だった。
あの日、たぶん7時くらいかな?
近くの商店街に飾られていた大きなこいのぼり。
もう時期が終わって外されてた。
それをあたしと竜也が盗って、草太とかなめが銭湯のノレンとすり替えたんだ。
「ヤバイよ! ついにやっちゃった!!」
まだ興奮がおさまらないあたし。
「こんな事やったの初めてだよな!」
つま先でピョンピョン跳ねる草太。
「明日どーなるんだろーな」
星空を見上げて笑うかなめ。
「きっと銭湯のオジイサン、怒るよぉ」
ギュッと目をつむって足踏みしている竜也。
あたし達はもう一度、今日やった行為を思い返して、顔を青くさせた。



