「なるほど……。梨衣子ちゃんがコイツらを探したいわけだな」
「そうなんです」
先輩には、梨衣子がこいつらの落とし物を拾ったから届けたい。
だけどインフルエンザで寝込んでるから、探せない。
先輩は友達多そうだから、知らないか聞いてくるように俺に言った、っていうことにした。
本当のことは言えないけど、梨衣子の名前を出せば受けてくれると思ったからだ。
「知ってるぞこの人!」
先輩は自信満々に指差した。
それは真ん中に映ってる、リーダーっぽい金髪の男。
隆史がすごい金髪と言った人だ。
俺は詳しく聞いた。
「この人、中学のときの先輩なんだよ。ほら俺って、高等部から入ったからさ。
んで、この前の子は後輩ね」
先輩は、金髪の男の前にいる、坊主頭の男も指差した。
二人共知ってる事にも驚いたけど、先輩が中等部にいなかった事のほうが驚いた。
だって、受験で高等部に入れるのは、かなり頭の良い人くらいだから。
「そうなんです」
先輩には、梨衣子がこいつらの落とし物を拾ったから届けたい。
だけどインフルエンザで寝込んでるから、探せない。
先輩は友達多そうだから、知らないか聞いてくるように俺に言った、っていうことにした。
本当のことは言えないけど、梨衣子の名前を出せば受けてくれると思ったからだ。
「知ってるぞこの人!」
先輩は自信満々に指差した。
それは真ん中に映ってる、リーダーっぽい金髪の男。
隆史がすごい金髪と言った人だ。
俺は詳しく聞いた。
「この人、中学のときの先輩なんだよ。ほら俺って、高等部から入ったからさ。
んで、この前の子は後輩ね」
先輩は、金髪の男の前にいる、坊主頭の男も指差した。
二人共知ってる事にも驚いたけど、先輩が中等部にいなかった事のほうが驚いた。
だって、受験で高等部に入れるのは、かなり頭の良い人くらいだから。



