草太が川岸にも見えるようにと、かなめにケータイを机の上に置かせる。
メールの受信ボックスを見ているようだった。
「最近のはそれらしいの無いな……」
「昔のは?」
「……それって2年前のだろ? 非通知だし、どうせ消されてるよ……」
二人がケータイを離そうとしたとき、川岸が口を開いた。
「……他に何か残せるものは無いの?」
「着信履歴!」
かなめがそう言うと、梨衣子のケータイを持った草太は、首を横に振る。
「ボイスレコーダー!」
「何も無い」
「着メロ!」
「駄目なのばっかり」
「ムービー!」
「……何も無いわね……」
いつの間にか見ていた川岸が答える。
「〜〜、あっ画像は!?」
かなめが言うと、草太は黙って探し始めた。
数が多いのか、時間がかかっている。
かなめはまたダメか、とため息をついた。
草太のケータイをスクロールしている手が止まり、目を見開いた。
「……ビンゴ」
また机に置かれたケータイの画像には、何人かの男が映っていた。
メールの受信ボックスを見ているようだった。
「最近のはそれらしいの無いな……」
「昔のは?」
「……それって2年前のだろ? 非通知だし、どうせ消されてるよ……」
二人がケータイを離そうとしたとき、川岸が口を開いた。
「……他に何か残せるものは無いの?」
「着信履歴!」
かなめがそう言うと、梨衣子のケータイを持った草太は、首を横に振る。
「ボイスレコーダー!」
「何も無い」
「着メロ!」
「駄目なのばっかり」
「ムービー!」
「……何も無いわね……」
いつの間にか見ていた川岸が答える。
「〜〜、あっ画像は!?」
かなめが言うと、草太は黙って探し始めた。
数が多いのか、時間がかかっている。
かなめはまたダメか、とため息をついた。
草太のケータイをスクロールしている手が止まり、目を見開いた。
「……ビンゴ」
また机に置かれたケータイの画像には、何人かの男が映っていた。



