昨日の夜、すげぇムシ暑かった。 なにか俺に知らせるみたいに。 あの日の夜に似ていた。 竜也が死んだってウワサがほんとだって分かって。 聞いたときは実感なんてしなくて。 家に帰って、涙が枯れるまで号泣して。 それから、強くなってやるって決めた。 仲悪くたって、2人がどんなに俺をキライになったって、涙なんか見せない。 弱さなんて見せない。 そう、決めたんだ。 絶対ぇ、竜也の分まで 強く生きてみせる。