「実久さんのいけめん奮闘記」






風通しがすごく良くて気持ち良いー!



屋上ってこんな落ち着くんだぁ…




学校の屋上ってマンガとかドラマの
世界だけだろうなって思ってたもん 。



むしろうちの学校は侵入禁止だし…










「 やだ 。俺の隣にきてっ 」











せ、せんぱい っ?!
なんて照れくさそうに言うの…


たしかに
少し先輩と間を開けて座ってた 。



あんまり意味もなかったけど、
くっついてもおかしいかなって 。





先輩は モテそうです 。
女慣れしてそうです 。


だからそんなことも言えちゃうんだ 。
そうだそうだ 。





ちょこん、と隣に移動してみる 。



そしたら「 よしよし 」って
一番最初に出会ったみたいに
頭を撫でてくれた 。




ととと、ときめくってば 。







「 俺、
柴田飛鳥 (シバタ アスカ)ってゆうんだ。
飛鳥って呼んでみて~っ? 」






「 だだだだめですっ。
こんな年下の身分で図々しいですっ 」






呼べるわけないです!!



大迫くんすら大迫くんなのに!



だめですっ 。

飛鳥…?
ひえええっハイレベルっ !!!