あたしは、左右に首をふった。
大丈夫なわけないよ。
颯太が眠ってから、もう4ヶ月経つんだよ?


泣きそうになるのを、堪えていると樹兄に抱き締められた。


いつも、ありがとうね。
樹兄はあたしが不安なときいつも、抱き締めてくれる。
あったかくて、すっごく安心できる。


「泣きたいときは、泣け。
我慢するな」


あたしは、気が緩んだのか涙が頬を伝っていた。

樹兄が優しくするから。
泣いちゃったじゃん。

そのあと、あたしは深い眠りについていた。