「そうたぁ…!!」


がばっ



「どうしたのももちゃん。
大丈夫?すごい汗だよ」



夢…?
夢のような夢じゃなかった。



どういうことなのよ颯太。



あたしが戻らないと紅蓮は危ないの?
あたしはどうしたらいいのよ。


「あ、ううん。
ちょっと颯太が意地悪な夢見せただけ」


心配そうに顔を覗き込んだ、憂詩ににっこっり笑うと憂詩は安心したように再びベッドにもぐりこんだ。



時計を見るともう午後3時だった。


まぁ寝たのが遅かったからね。



「おい~、いつまで寝てんのや。
みんな待ってるでぇ」



「?」


「?ちゃうわ。
これからの紅蓮について話し合うんやろ」


「そ。だから早く起きてくれないかな」


「あ、千早おはよ」