「え、てことはあたしらの関係しってるの?」

「うん、兄弟でしょ?
樹さんと陸さんからきいたよ」


意外だった。
でも陸兄は結構おしゃべりだったな。

蒼炎にばれてなきゃ、大騒ぎになんないでしょ。
どうかバレませんように。


あたしの正体しっただけでも、しつこく付きまとわれそうだし。
これからあたし、大変じゃん。
もう勘弁してよ。


でも、虎がフォローしてくれるはずだから安心。



「そろそろ行こうよ~。
あ、桂とれって言ってたよ」


直接あたしに言えよ~。
桂意外と面倒くさいんだよ。


そしてあたしはカポット桂をとった。


「いつみても綺麗な色の髪の毛だよね」

「あたしも気に入ってるんだ。
ありがとね」


そうしてあたしたちは、理事長室に戻った。


「兄ちゃんたち、そろそろ行こうよ」

「おう!
それじゃ二人とも車に乗って。
運転は俺がするから、んで樹と虎はバイクで移動だ」


「えぇ、あたしもバイク乗りたいよ」