こんな光景をみるとすごく和む。
こんだけ仲いいもんな。


「いいもん、樹はもうゆるさないから」


「虎~おいで」


そういうと虎は飛びついてきた。
ふんだ。
樹兄にあたしの可愛い虎はあげないんだから。


「まぁ、落ち着け。
もうめんどくさいからこのまま家に帰るぞ。
荷物持ってここに集合な」


そうしてあたしと虎自分たちの寮に帰った。
門の前で待ち合わせをして。


ガチャ


「ただいま~っているわけないか」


「あ、おかえり」


「!?」

誰もいないと思っていたあたしは驚いた。
驚いて声も出なかった。


てか学校は!?
まだ学校終わってないよね。


「歓迎会私も誘われたの~」


と楽しそうに莉羅は微笑んだ。