「よぉ…待ってたぜ」

目の前には、尚が立っていた。
お決まりのセルフなんかいっちゃってさ。


「お待たせ、さぁて約束の日だよ。
あたしの情報はだせたかしら」


ふっと笑って聞いてみた。
どうせ何も出てこないよ。
お兄ちゃんたちがブロックしてるんだから。


「いや、まったくねぇ」

「やっぱりね、てことでこれからはあたしに構わないこと。
それじゃあね」


「待って!!
桃華ちゃん僕にもう一回チャンスちょうだい?」


ルークの必殺キラキラおめめビームが、あたしに直撃。
そんなさ、かわいい顔されたらいけないじゃん。


「わかったわよ、それじゃ誰でもいいわ。
あたしと勝負して勝ったら秘密を教えてあげる。
挑戦権はここにいる全員にあるわ」


もうルークを使うなんて卑怯よ。
あたしがあの顔に弱いって知ってるんだろ。