「よっしゃー、気合入れてくぞ」

「どうしたの、いつもにまして変だよ桃華」


あたしは、今日でゲームを終わらせるということで気合を入れていた。

「今日でけじめをつけるためにだよ。
莉羅はあたしについてこないでね。結果はちゃんと教えるから」


それから、先行くねといって寮をでた。


一週間たつのって早いよね。
なんかあっさりしてるかも、今日けじめつけたら颯太のとこ行ってもいいかな。

あ、でも紅蓮のみんないるかもしれないから水曜日に行こうかな。


なんで水曜日なのって?それはね、紅蓮のみんなが忙しい日だからだよ。
どうしてか、水曜日はみんな用事があるって言って溜まり場に来なかった。


考えごとをしているうちに学校についた。
あたしはまっすぐ屋上に向かった。


ガチャ…


開いてないし…。
お兄ちゃんたち懲りてないのかな、また壊してもいいよね。
鍵あけてくれないほうが悪いんだ。


ガンっ

「よっしゃあいたぁ」

「え?とっ…」

屋上にはもう一人人が増えていた。
もちろんいたのは蒼炎。