《桃華side》


はぁ、疲れた。
それにしてもアイツら、似すぎよ。
嫌でも思い出したゃうじゃない。


ｶﾞﾗｶﾞﾗ


なんて事を考えているうちに、教室についた。
見渡してみるけど、枢木さんの姿はない。


もう少しで授業始まるのになぁ。


「ねぇ、枢木さんどこにいるかわかる？」


たまたま近くを通った女の子に聞いてみた。

「枢木莉羅！？
あの子に関わらない方がいいよ」


枢木さんの名前を出したら眉をひそめた。
もしかして、嫌われてる。

「どうして？」

「枢木さん、虐められてるの。
あたし助けようとしたら、枢木さんを虐めてる人に殴られちゃって」