「あー!
桃華ちゃんだ」

ルークが可愛らしく手を振ってくる。
ほかのよにんは、は?って顔してるし。

「尚!
この子だよ転校生って」

「ふーん…お前何者?
このドア壊したのお前だろ」

すこさ警戒しながら聞いてきた。
そりゃさ、あたししかいなくない?


「そんな事できるわけないじゃないですか。
あたしが来た時には壊れてましたよ」


なんで敬語なんだろ。
あたし、嘘つくの下手だからなぁ。

「嘘つんじゃねぇよ。
もう一度言う、お前何者?」

しつこいわね。


「そうよ、あたしが壊しました!
あたしがなにものでもいいでしょ?
アナタ達には関係ないの、知りたいなら自力で調べろ」