路地を曲がると、俺の探しているやつらがいた。
特定の人物じゃなくて、チンピラだけど。

「や、やめてください」


これは、カツアゲかな?
こんな弱そうな子に、男10人がかりって。
情けないなぁ。

「ねぇ、そんな子相手にしないで俺とヤろうよ」


一斉に俺のとこむいた。
どっかの族とかにはいってんのか?


男たちは、ニヤニヤしながらこちらに近づいてきた。


きもっ。
しかも弱そう。

「俺らに勝てる自身あんの?
悪いけどたいまんとか、やるきねぇぞ」


「もちろん、そのつもりだよ」


俺が言い終わるのと同時に、喧嘩が始まった。