そして、夜の11時になった。


ブルルルル…


すごい数のバイクの音がした。
何人いるんだろ。

「侑京、シャッターあけて」


シャッターがあくのと同時に、たくさんのチンピラが倉庫に入ってきた。


「おじゃまするぜ~。
ヒャハハ…神崎颯太はやっぱりいないのか」


下品な笑いかたをした男が、倉庫をみわたしてそういった。


やっぱり、噂は広まってるのね。
あたしは、男たちの前にでた。

「あ?
お前おれたちとやんのか。
女だからって容赦しねぇぞ?」

「お好きにどうぞ。
あたしは、こんな人数たいしたことないし」