放課後になって理由を聞いてみたとき、最後の記念に、と冗談めかして言ったけど、あの時の目は真剣で、ふざけてなんかないってわかってる。 わかってるからこそ、ちゃんと知りたかった。 学校祭当日になって、僕のクラスは順調に勝ち進んだ。 初日に行われる1回戦と2日目に行われる決勝、君の歌。 頑張ってねと背中を押す声に、君はうん、とうなずいて、それから1つ深呼吸をして、「行ってくる」と満面の笑みをこぼした。