「陽菜、別れよう?」

そう言うあなたの声は


皮肉にも優しげで

問いかけるあたしの視線を
受け止めていた。


「好きな人ができたんだ」

なんて言ってるあなたも


好きだと思っていた


またいつもの冗談かなぁ


なんて淡い期待を持っても

去っていくあなたの後ろ姿が




全てを語っていた