すごい息切れ…。 きっと、必死に探してくれたんだろう。 「早かったね望月。」 「黙れ!そいつ何もしてねえだろうな?」 「してないよ。……まだね。」 ?三門先輩……? 「和泉待ってろ。今行くから。」 「う、うん。」 望月くんが、だんだんと 三門先輩に近づいて行く。 あたしは、どうすればいい? 頭の中がぐるぐる回る……。 「………君の負けだよ、聖夜…。」 「なっ、幸!」 今唇に触れた、暖かい感触は…なに……?