猛はどこかに隠し持っていたであろうナイフを直也にむけた グサッ 本当に一瞬の出来事だった だから、普段はずば抜けて運動神経の良い直也でさへも 避けることが出来なかった 直也は意識不明の重体 猛は逃亡 直也が意識不明になって2日、突然猛から連絡がきた "俺が悪かった。警察に行くからついてきてほしい" 私は猛の言葉を信じてしまった それが 私をおびきだすための嘘 だとも知らずに .