side 波乃


1緒に帰ったあの日から、柊君はあたしによく話しかけてくれる。


あの日たくさん話せたことで、少しは心を開いてくれたのかな、なんて自惚れてみたり。


でも柊君の周りにはいつも女の人がたくさん。

それもキレイな人やかわいい人ばっかり。
ギャルな人がほぼ。…あたしとは無縁だよ。