クールな(?)王子と普通女子。





side 波乃



大丈夫かな、柊…


なんて思っていると、突然美香ちゃんがあたしの前にやってきた。


え?柊、は?
まさか話つかなかった?

あたしもしかしてまた危険!?


…そんな心配、いらなかった。


美香ちゃんの顔をみて、真剣さが伝わってきたから。


「…いままで、本当にごめんなさい。」

そういって深く頭を下げた美香ちゃん。