クールな(?)王子と普通女子。





その時のこいつの真剣な表情をみて、本気で思っててくれてたことが分かった。




確かに、俺らにしてきたことはやりすぎだけど、気持ちがわからなくもない。

俺自身がいうのもなんだけど、惚れた相手に夢中になると周りが見えなくなっちまうしな。




「あんがと。でもやっぱ俺には波乃しかいねぇんだ。だから、ごめん。」

真っ直ぐ、ちゃんと目をみてそう告げた。