クールな(?)王子と普通女子。





「お前、二人って…大丈夫なのかよ?」

不安そうに浩介君が尋ねた。


「大丈夫だ。ちゃんと俺の気持ちも全部言う。もうあいつには惑わされねぇよ。」


確かに、二人きりって心配だし、不安がないわけじゃないけど…

それでも、柊がそこまで思ってくれるなら、まかせよう。


…本当は、あたしもちゃんと話しをしなきゃいけないんだろうけど。


いや、柊の話しが終わったら、あたしもちゃんと話そう。



そう心にきめた。